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ロタ会LIVE!! #2企画渉外班編

執筆者の写真: rotarywaseda1920rotarywaseda1920

更新日:2022年6月1日




「ロータリーの会って、清掃以外に何をやっているの?」活動実態が不明瞭で、しばしば「闇の組織」と称される自称ボランティアサークル「ロータリーの会」。その「闇」の真相に迫るべく、本誌「週刊早春」記者は企画班長に直撃インタビューを敢行した。


戸山キャンパスのシンボル、通称「戸山の丘」。おしゃれな学生が集う、早稲田イチの洗練されたスポットだ。

あまりの華やかな雰囲気に若干の居心地の悪さを感じながら待っていると、一人の男がやってきた。えんじ色の早稲田パーカに雪駄を履いた彼こそが、企画渉外班の班長であるようだ。一見おとなしそうな佇まいだが、激しいエネルギーを内に秘めているようにも感じる。


企画渉外班。それはロータリーの会の活動の中核を担う班であり、協働企画の実施、企業や行政への渉外を統括している。数ある組織の中でも最も「キツい」と噂されており、「ノルマがキツすぎる」「先輩が厳しすぎる」「責任が重すぎる」など、学生サークルとは思えないほどの黒いウワサが絶えない。果たして実態はどうなのか。学生サークルの化けの皮をかぶったブラック企業なのではないか。


「早稲田大学文化構想学部文芸ジャーナリズム論系3年の中村竜之介です。ロータリーの会では副幹事長、企画渉外班の班長をしています。よろしくお願いします。」


今回はこの男の、化けの皮をはがしてやる…!



―では、まずはじめに、企画渉外班の概要について教えてください。

はい。企画渉外班はロータリーのゴミ問題に対して、清掃活動以外の面からアプローチするために作られた班です。毎日行っているとはいえ、ロータリーの根底にある問題は清掃活動だけで解決するものではありません。企画渉外班は僕たちの活動をどうやって捨てる側の人達に理解してもらうか、理解してもらった上でどうやってその人の心を変えるか、そうした人が増えることでロタ全体の雰囲気を変えること、そのために地域や企業、大学と協力しながら様々な企画や取り組みを行っています。

―なるほど。学生の立場から、問題解決のために様々な企業などと連携していくのは素晴らしいと思います。でも、企業と連携するにあたって、当然ながら責任も生じますよね。さらに、企画渉外班については、いろいろと黒いウワサも聞きます。中でも、班に所属したら全員が「自分が発案した企画は、最後まで自分が責任をもって担当する」という、「1人1企画制度」なるものがあるとかないとか。企画を発案したら、一人で仕事を抱え込まなければいけないなんて、これでは気軽に発案できませんし、あまりにもキツすぎませんかね?どうなんでしょう。

いやいや(笑)。1人1企画持つという考えに捕われる必要はありませんし、班活動のやり方を僕が固定するつもりはありません。1人1企画だとしたら重いです、間違いない。ちゃんと僕を含め先輩がサポートしますし、班員で協力できます。わりと自由に活動に参加できますよ。

―そうなんですか!だとしたら新会員も安心して活動に参加できますね。では、これから企画渉外班長として、まもなく入ってくる新会員とともにどのようにして散乱ゴミ問題にアプローチしていきたいと考えていますか?

うーん、僕自身もあれこれ悩みながら活動しています。情緒が安定しないタイプなので今はあまりポジティブな返答はできそうにありません。ただ、考えること、活動を疑い続ける姿勢は会員には常に持っていて欲しいなと思います。朝早起きして、ゴミ拾いして、良いことしたなーで終わってしまうなら家で寝てた方がいいです。地元のクリーンデーにでも参加すれば十分です。もっと楽しい活動をしているサークルでワイワイやってる方がいいです。ボランティアの意義ってなんだろう……?

こう言うと、彼は深く考え込んでしまった。

入会する動機は人それぞれであろう。しかし、ボランティアとして活動し、それを続ける過程では、様々な壁や限界に向き合うこともある。彼はこれまでの活動を通して、多くのことを学び、考え、苦悩したのであろう。


―やはり、中村さんの姿を見ていると、ロータリーの会の活動には、それなりの覚悟というか、義務感が求められるような気もするのですが… 新会員に向けて、これだけは伝えておきたい!ということはありますか?

覚悟!いやいや(笑)活動に対してはなんの義務感も持つ必要はありません!これは僕の好きな先生が言ってたんだけど、大学生は熱しやすく冷めやすいから、気づいたらロタなんてどうでも良くなってるということもあるでしょう。それはそれで僕はいいと思うから、せめて熱を持っている時は先輩や周りに遠慮することなくやりたいようにやって欲しいなと思います。

―なるほど!ありがとうございました!

「キツい」「ブラック」との噂の絶えなかった企画渉外班。しかし、実際はノルマもなく、しっかりとしたサポートもあり、班員と協力しながらやりたいことに自由に取り組める環境がそこにはあるようだ。


ついでに、班員の声も聞いてみた。



―企画班員としてやっぱり企業の方とやりとりするのは、責任も重大なので実際怖くないですか?


企業の方とお話しするときはとても緊張しますが、慣れてくれば大丈夫だと思います

ただ、お話ししている中で企業の方が言っていることが少しわからなかったり、疑問点が出てくると思うので、そのような場合にきちんと質問できるようにしておくことが大切だと思いますよ!



―企画班員として、班長のことをどう思いますか?怖くないですか?


全然怖くないですよ!



―これから活動していく中で、どんな新会員と一緒に活動したいですか?


どんな人に来てもらいたいかという質問に答えるのは難しいです。

というのも、私がここで「このような人に来てほしい」と明確に答えると、私の来て欲しい人の条件に合わなかった人、合わないと感じる人が企画班に入らないという選択をとる理由になりうるからです。

ただ、どの班に入っても当初より楽しかったり、やりがいを感じたり、反対に想像と違うなと思うことがあると思います。

また、班に入ることで班員と定期的に会うことができるので交友関係が広がります

私は企画班と新歓交流班に入っているので、班活動をしていない時と比べて交友関係がとても広がったと感じています。

長くなりましたが、結論としては企画班に興味を持ってくれた人なら誰でも大丈夫です。



―ありがとうございました!



次回は「ごみ問題にアプローチできるの?」「活動の魅力がよくわからない…」など、ウワサの絶えない「新歓交流班」の真相に迫る!乞うご期待!!





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