ロータリーの会には、さまざまなひとたちが集まっています。
そして、一人ひとりが高田馬場やロータリーに対する「想い」を持ち、活動をしています。
果たして、その想いとは何なのか。
そして、活動のなかで何を考え、何を感じているのか。
このコラムでは、ロータリーの会メンバー一人ひとりの想いに迫ります…!!
週に1回程度で更新していくので、お楽しみに!
先週始まりましたこちらのコラムですが、第2回は文化構想学部3年の望月がバトンを受け取りました。私は「初めてのロータリー」をテーマに、率直な思いをお話しします。
よろしくお願いします。
私が初めて高田馬場駅前ロータリーの存在を知ったのは、まだ大学に入学する前の、2020年の春でした。実家で母と一緒にテレビを見ていた時のことです。
「昨日卒業式が行われ 、真夜中の駅前広場には大騒ぎする学生の姿が……」
そんなニュースが流れてきました。
私がそれまでに知っていた高田馬場駅はオープンキャンパスの時に見た夏休み真っ只中の景色だけだったので、当時はロータリーの新たな一面に驚き、恐れを抱きました。
しかし同時に、いつか自分も同じようにロータリーで過ごすことになるのだろうという諦めのような情も湧きました。
それから半年が経ち、私は上京してきました。初めて大学の友人に会えるという日、相手の子が待ち合わせの場所として提案してくれたのが高田馬場駅前ロータリーでした。
テレビで見たあのロータリーを初めて訪ねたその時に抱いた印象は、「キレイではないが別に怖くもない」そして「色んな人がいるなあ」でした。
時刻はお昼過ぎでしたが、待ち合わせをした自分たち以外にも多くの人が広場に集まっていて、タバコを吸う人も吸わない人も、大人も同年代の人も、それぞれが居心地良さそうに過ごしていました。
その日、私は初めてこの街の学生街以外の側面を目にしたように思います。
高田馬場駅からロータリーを通って少し進むと、戸塚第二小学校という新宿区立の小学校があります。私が初めてロータリーの会の活動に参加したのは、2020年の秋にその小学校に関するツイートを見たことがきっかけでした。 内容は、小学校の児童がロータリーの会と一緒にロータリーの清掃活動を行なっているというものでした。
ツイートを見て、私はえも言われぬ不甲斐なさを感じました。
成人に近い自分ですら触れたことのない他人のタバコの吸い殻や空き缶を、小学生が片付けているなんて。ただ不衛生なだけでなく、感染症のリスクも心配です。
小学生がそのように行動を起こしている中、汚れを見て見ぬふりして同じ街でのうのうと暮らしている自分が許せなくなり、私はロータリーの会の活動に参加させてもらうことを決めました。
以上が、私が活動を始めるに至るまでの経緯でした。
文化構想学部3年 望月
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